ビジネスパーソンとして自分を磨く
働く期間は今や40年を超える時代となりました。
仕事の能力を磨く一方で、いつ起こるかわからないライフイベントに
不安を持つ人もいるでしょう。また、そんな先のことはわからないと、
思考停止の人もいるかもしれません。
自分磨きは生きるためのミッションです。それは、見かけだけでは
なく、中身も伴わなければなりません。
組織の学ぶ機会ばかりではなく、自ら学ぶ機会をつくりませんか。
「気づき」や「できる」経験を多く持つことが仕事の礎になります。
「私、話せる」「私、こんなに考えられる」「仕事ができる」瞬間を経験してみませんか?
「もっと早くTHINK ON YOUR FEET®に出会っていれば、私のキャリアは
変わっていたかもしれない。」
ある女性がTHINK ON YOUR FEET®を受講した時に言った言葉です。
とても驚きました。
この言葉は、私が初めてこのプログラムに出会った時の言葉でもあり、心底惚れて私は
このプログラムと共にする人生を歩むに至っています。
凛とした品格は瞬間に現れる
ビジネスの場は男性、年上が多いのがよくある環境です。先ほどの女性は十分な仕事を
しているから抜擢されたのですが、自分の発言にまったく自信がなく、積極的に仕事が
できなかったそうです。
受講中、たくさんのアイデアが湧き、たくさんメモしていくうちに、これまでに自分が与えられた
発言の瞬間や、仕事の機会を有効に使えていなかったのだと悔しく思ったのです。同時に、
自分に 「ほんの少し」 足りなかったエッセンスを習得したことに気がつきました。
このプログラムに参加する間に、閉ざしている自分の「弱い部分」に向き合う方がたくさんいます。
それはなぜか。
プログラムの内容が楽しくて濃いので、それに沿って学んでいくことに集中しすぎて、自分の
「恥ずかしさ」や「他者との比較」、「できないという否定的な感情」など、にかまう時間がないのです。
一所懸命取り組んで慣れてくると、ふと過去の自分を振り返るようです。
スキルの習得はもちろん保証しますが、それ以外の「気づき」がギフト。
エステやネイルで外見を磨くのも楽しい。ワイワイ遊ぶのも楽しい。
でも、少し考えてみてください。生きている限り、「考える」「話す」ことは常に求められます。
お金と時間を「内面」や「意思決定」 「スキル磨き」にかけてみませんか。
人を見る目 ~思考と感性をビジネスシーンで利用するには?~
一般的に、女性の方が人間関係に敏感だと言われます。
人の感情や気分を察知し、声をかける頻度が高いことはビジネスコミュニケーション上の強みと
言えます。
それが裏目に出ることがあります。たとえば、
察しすぎて相手の考えや依頼に沿いすぎる→自分の思考や感情がコントロールできなくなる
仕事の本質よりも関係性に依存した仕事の仕方が目立つようになること
ビジネスの目的は与えられたミッションで利益や価値を生み出すことです。
ある時は対立する立場、またある時は自分の居心地の悪い役割を任じられることもあります。
それでも、覚悟する。しなやかに立ち向かう。
生まれつき持っている要素と、育った環境で後付された要素とが今の自分を創っています。
自分を客観的に分析し理解することは、これからの仕事の進め方や自分の
あり方を描くのにとても興味深いものであることは間違いありません。
自己分析、他者との関係性構築、苦手な人への対応方法、人を活かす声や言葉のかけ方
などにまで及ぶ、人間観察ができるプログラムを提供します。
豊かな感性をビジネスで生かす ~相手も大事、自分も大事~
「頭の良い人」というと、IQ(Intelligence Quotient:知能指数)がよく挙がります。
これに対し、EQ(Emotional Intelligence Quotient:心の知能指数)という考え方があります。
理性的な感情が使えるときは良いのですが、疲れている時や想定外なとき、頑張っているときは
つい神経が逆立っていて、直感的な感情が自分を支配しているのを経験したことがあるでしょう。
それでも理性を働かせるのが現代のビジネス環境ですが、それを続けているとストレス症状が
現れます。
ただし、ストレスは生きていくうえではつきもの。
ストレスとして扱う以前に、「そもそも自分の心のあり方はどうあるのか」に向き合うことで、
自己理解を深め、自分を辛い状況に追い込んだり、傷めたりせず自分らしい生き方や選択を
見つけることができます。
この方法を身につけると、例えばこんな変化が得られます。
- 「感情乱降下」 高まりそうな時、落ち込む時を知り、必要に応じて調整する
- 「自分の上司は自分」 仕事の生産性に影響する要因を見つける、セルフコーチする
- 「自分と他者は別人格」 あの人はこう思う(見る)、私はこう思う(見る)、だからどうする?
と個人の「考え」を認められるようになる。 - 「なんでわかってくれないの」 相手を攻撃しなくなる。自分での解決策を見つけるように
なり、品格のある行動がとれるようになる - 子供や部下との付き合い方が変わる
感情と思考の学習を経て、瞬間的に感情をぶつけることよりも、長期的な関係をどう築くかと
いう視点で物事を見ることができるようになったのは、私にとっては大収穫でした。
ダイバーシティ&インクルージョン ~当たり前を疑ってみる?~
2015年8月28日、女性活躍推進法が成立しました。
ダイバーシティ&インクルージョンの考え方は「人種や文化、性別、宗教、身体、考え、職種、
役割など、あらゆる違いを受容し、多様な人材の多様な能力・価値観を活かす」ことです。
高齢化、労働生産人口の減少が始まっている日本では、人材活用・育成は企業戦略の重要課題と
なっていますが、大きな動きを待っているのではなく 「自分もちょっと変化する」心がけが
必要ではないでしょうか。
ダイバーシティは本来、男女といった性別だけの話ではありません。
しかし、日本では戦後「男性、正社員、健康、長時間労働」が要件となり、日本を成長させた
成功パターンがあります。今、この考えが変わりはじめています。
日本生産性本部では”3つの「えん」”という考えがあります。
演: 知識やスキルを磨く、経過ウ・実行力、分析・俯瞰する力
縁: 周囲との関係性、リーダーシップを磨く
円: 経営理解、付加価値創造、自己革新・イノベーション
働くことを通して、個人の生き方や起こりうるイベントに向き合い、自分の人生を創る。
組織や自分自身の考えの「コリ」や「偏り」「当然と思っていること」に疑問を持ち、判断して、
稼ぎ、納得した人生を送りたいものです。
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