プロフェッショナルとしての「瞬間発信力」を磨く
研究者、開発、SE、専門営業、企画…たくさんの専門職があります。
専門に誇りを持ち、仕事の中で自分の能力や知識を磨く機会がある方々は、日本の産業を支えて
きたと言えるでしょう。
「私は〇〇のプロです」と言える人を増やしたいのです。
プロフェッショナルというと、スポーツ選手や専門職がよく挙がりますが、長く活躍でき、さらに人からも
信頼されるプロフェッショナルを成功者にあげましょう。
テレビでのインタビュー、子供への説明、感情が高ぶっているときのコメント、技術に関する対話、質問
への瞬時の回答など、あらゆるシーンで「説明力」「説得・納得」の度合いが高いのがわかります。この
一瞬の「発信力」が信頼や能力、人間味を伝えることにもつながります。
自分の専門分野について、簡潔に、わかりやすく、相手に合わせて、手短に、記憶に残るように伝え
られたら、皆さんへの視線はどのようなものになりますか?
自分の話し方に、いざというときに使える道具のような方法があれば、皆さんの話に工夫が加えられる
ことは間違いありません。
プロフェッショナルであるからには「相手に合わせて」話す、仕事をする
プロフェッショナルを頼る機会がたくさんあります。
例えば、病気のとき。病状を説明してもらうとき、患者さんは不安でたくさんのことを質問したいのに、
一つひとつを丁寧に、細かく専門用語を時々入れて答えようとする医師であると、患者さんは不満を
抱えます。
企業で発注に関する技術情報をプレゼンテーションするに当たり、経営幹部は意思決定のための
要素を端的に尋ねたいとき、技術者が他社事例をたくさん並べて安心させようとすればするほど、幹部は
うんざりします。
「プロフェッショナルだからこそのこだわりがある」仕事だからこそ、眼を他者に向けて、
「相手をひきつける対人能力」を身につけることが、知識や能力を発揮する重要なポイントとなることが
あります。
自分を知って相手を知り、相手との距離感を最適に保つ。
人に対して仕事をするときには、必ず必要な能力です。